季節外れですが


正雪紺屋さんで買いました、雪づくし。
江戸時代後期、ヨーロッパで顕微鏡が発明され、日本にも輸入されて、雪の結晶の形が見られるようになります。
そしたらかわいいもんだから、文様として大人気になります。

【参考図版】雪華文七宝鐔 平田春寛(1811年)東京国立博物館蔵 Photo taken by ぬまきえさん
【参考資料】「雪華図説」土井利位(1832年)
雪輪文・雪華文は歴史がわりと新しいってことが言いたいんですけどね。
あんまり全体に文様になっている手ぬぐいは
ここでは紹介しないことにしているのですが、
あまりにかわいいので、文様アップでご紹介。


クリックすると大きくなるよ!
何気なく変えましたが、トップ画像も正雪紺屋さんで買った
黄色い豆絞りです!もちろん注染。

  4 comments for “季節外れですが

  1. 2008/08/30 at 22:34

    刀の皿(?なんていう部品なのですっけ??)の部分ですか?
    こんな派手なのがあるの??
    なんかハイカラだったんですねぇ。
    ぬまきえさんいろいろな仕事されてますね。

  2. ぬまきえ
    2008/08/30 at 22:48

    「つば」ですよー。
    手を守るための部品です。
    派手なのいっぱいありますよー。
    これを戦いで使ったら割れちゃうから
    完全に飾りでしょうね。
    写真は展示を見に行ったときにかわいかったから
    勝手に撮ったやつですー。
    東博は撮影OKなのですー。

  3. maro
    2008/08/31 at 12:24

    「雪華文七宝鐔」、すごいね
    1811年って家斉の時代か。そりゃあ太平だわ。
    結晶ひとつでも色分けされてるのって見たの初めてかも。
    個人的には、上部中央のが衝撃。
    今知ったけど鍔=Guardなんだね。
    平田さん作の鍔、他にも見てみたいな
    雪華文~以外に残ってるんだろうか?

  4. ぬまきえ
    2008/08/31 at 19:51

    手ぬぐいの話題から離れますが…
    鐔はsword guardかな。
    平田派は江戸初期から大正まで続くので、数は少ないけど他にもあるよ。
    (近世の七宝の刀装具=平田)
    出会うのは難しいかもねー。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。