2016年もそろそろ終わりです。
今年は、1年のほとんどが妊娠→出産期間だったため、遠出も出来ず、家の中で過ごすことが多かったです。
そのため、手ぬぐい及び小幅木綿でいろいろ作ったり、使い方を考えたりといったことが出来て良かったです。
オリジナル手ぬぐいは3種類作りましたが(ブックカバー、アタミカル、透かし鐔)、浜松・大阪・東京と、全部違う手ぬぐい屋さんに頼みましたね。
透かし鐔手ぬぐい、反物で納品してもらってスヌードっぽいもの作ってみた。
また、地元で頒布する機会が増えたことも有り難かったです。
型染やこどもズボンのワークショップの機会もいただきました。
昨年連載した「手ぬぐい歳時記」を本にまとめられたこと、手ぬぐい原稿用紙を作れたことも、活動範囲が広がってよかったです。
tenuは1号しか作れなかったけど…(取材が出来ない)。
さて、最近のわたくし。
次男の出産にあたり新たに準備したものはほとんどないのですが、こんなものを作りました。
ベビーラップって言うのかな。
遠州綿紬を反物で買って、5mで切って、水通しして、両端をほつれ防止に縫って、真ん中に印をつけたものです。
ただの長い布です。
共布で入れる袋も作ったよ。
この布、大量の手ぬぐいとともに出産時に産院に持ち込みました。
で、産まれて1日目から、使いましたよ。
抱っこ紐ですね。
使い方は、「ベビーラップ」とか「さらし抱っこ紐」とかで検索するといろいろ出てきます。
スリングで有名な静岡の会社が販売もしていますが、遠州綿紬は反物で買っても1万円せず、11mのうち5mしか使わないので、「よっしゃやるぜ!」という方は反物から作ることをオススメします。
私はセール期間に20%オフで反物買ったので、5000円未満、このベビーラップ分だけなら2000円くらいしかかかってないのです。
手ぬぐい生地だってできますからね。
「どんなもんじゃろ?」って方は、前述のメーカーなどで体験会などやっていることもありますので、参加してみるのもいいかもです。
出産時の入院の持ち物に晒(腹帯)があって、私は長男が産まれた時に作った手ぬぐいの切ってないやつを持っていったのですが、これは出産直後に私の腹にぎゅうぎゅうと巻かれました。
他にも手ぬぐいは入院中に大活躍。
当時のメモを見てみると…
・ホットタオル
・乳パッド
・枕カバー
・手拭き
・台拭き
・ミルク拭き
・薬とか洗った哺乳瓶とかちょっと置く
・洗濯物の目隠し
・洗濯物の脱水(包んで叩く)
に使ったようです。
一応バスタオルとフェイスタオルも持っていったのですが、全然使いませんでした。
いつものように、使ったらすぐ洗って部屋に干しておけばすぐ乾くし、加湿にもなります。
出産時のみならず、入院の時には手ぬぐいオススメですよ。
柄見てるだけで楽しいし、赤児の下に敷いて写真撮るのにもいいし。
退院後の現在も、同じような用途で日々手ぬぐいが活躍しています。
上下のやつは阿波しじら織(ウール混)、ズボンは遠州綿紬です。
よく見ると、ベビーラップと同じ生地使っています。
100cmの長ズボンはもう手ぬぐいでは作れないので、1m単位で生地を販売しているところを見つけて買いました。
小幅木綿の計り売りが広がるといいなあ。
会津木綿や伊勢木綿でも作ってみたい。
手ぬぐいに比べると、やはり織の生地はしっかりした感じです。
コレクションの方は、夏のてぬケット以降に集めた手ぬぐいがまだ撮影できてません…。
あ、でも、4月に落語の会で装飾に使ってもらったのは嬉しかったな。
来年は、腹を括ってがつっと地元手ぬぐい作ったり、作ることを提案したりしたいなあ。