こんにちは、小幅木綿広め隊(こういうのをカタカナでかっこよく言うとなんですか?)です。
あ、小幅というのは、広幅に対して狭い幅の生地のことで、大体34〜40cmくらい、
手ぬぐいとか浴衣とか木綿の着物とかに使われています。
というか、昔の日本の布の幅です。
浜松のぬくもり工房の遠州綿紬を使い始めて幾年月。
最近縁あってぬくもり工房さんに伺い、お話することができたことを記念して、
私の小幅の綿の織物の活用法をお伝えしたいと思います。
数年前から小幅木綿で服を作って、夏に着てまして。
で、そこから子供服も作り出しました。
で、下の子が産まれる前に、思い切って一反綿紬の反物を買いました。
ちなみにこれ、「若葉」です。
(今年になって値上げしたのですが、その前の旧価格の2割引セールの時に買ったので、5000円しませんでした)
この一反14mでどれだけのものが作れるのかをご紹介します。
(1)ベビーラップ&専用袋・・6m使用(残り8m)
ベビーラップに5m、袋に1m使いました。
(ベビーラップは4.5mでよいらしいが、長めにした)
おんぶ紐ですね〜。
抱っこもできます。
切って、両端を縫って、真ん中に印をつけて完成です。
ちなみに、同等の商品(遠州綿紬のベビーラップ)は7000円位します。
袋の使い方はこちら参照
【参考】手ぬぐいに戻るミニエコバッグ
これも90cmでもいいです。めんどうなので1mにします。
出産当日?翌日から使い始め、8ヶ月の今はおんぶ紐に。
最近、バックルを使うと見た目がすっきりすることに気付きました。
バックルを使うことで、手ぬぐい(小幅木綿)づかいのレベルが上がった感じがする。
2)ワンピース・・2.4m使用(残り5.6m)
これは私の夏のパジャマです。
2種類の生地をくっつけて、脇と真ん中縫って完成です(部屋着だからいいかな〜と思って裾は縫ってない)。
全体を1種類の布にすると、倍必要ですね。
ちなみに、4年前に作って、毎年毎日のように着てますが、全然生地が弱くならないね。
新品と4年ものの比較。
使えば使うほど柔らかく、こなれてきます。
(まあ、あまりにも頻繁に洗濯しすぎると今度は固くなるが、これは綿だから仕方なし)
とにかく涼しくて、1枚でも透けないのでいいですよ!
買うといくらくらいかね、SOU・SOUの長方形衣は8000円〜くらいかな。
3)こどもズボン(100~110cm)・・1.2m使用(残り4.2m)
長男用に作った長ズボンです。
リバーシブルで2種類の布を使ってるので、1種類で作ると倍必要です。
(まあ、別にリバーシブルにしなくてもいいんだけど)
1枚(裏地なし)で作るとこんな感じ。
これは生地の長さ1mだったかな。
100cmの子で、膝丈のズボン。
(縞の模様が縦から横になっているの分かりますか?生地幅をズボンの長さにしています)
夏はこれでOK。
織の生地の日本産の子供服ってあんまりないけど、もし市販してたらいくらだろう…。
SOU・SOUの伊勢木綿のこどものもんぺは4000円くらい。
4)こどもエプロン・・0.7mくらい?使用(残り3.5m)
驚きの単純構造のこどもエプロンですw
生地耳を利用してるので、縫うところが少ない!
必要な日の前夜に1時間くらいで作ったと思う…。
ちなみに紐は真田紐です。
(くじらのイラストのところは名前が書いてあるので隠してます)
5)赤ちゃんズボン(70〜80サイズ)・・0.9m使用(残り2.4m)
赤ちゃん用のズボンです。
こどもズボンよりも少ない生地でできますね。
裾にゴムをいれてかぼちゃパンツにしてもかわゆし。
6)赤ちゃんチューリップハット・・0.45m使用(残り1.95m)
両面同じ生地だと倍(ちょうど手ぬぐい1枚分)要ります。
生地違いですが。(ここで使っているのは「新緑」です)
あれ、使い切れなかった。
じゃあ後は、、、
こども四角衣(1m使用)とか作るかね。
まあとにかく何が言いたいかというと、小幅の反物があると手作りが捗るってことです。
なんかね、作りたいものがあって布を買うんじゃなくて、布を手元に持っておいて、作りたくなったら使うってのがいいな、と思っています。
手に入った野菜で夕食のメニューを決めるような感じかなー。
あと、本当に「無駄なく」だなあと。
これ、チューリップハット以外端切れが全く出ていないんですよ。
生地幅活かして作ってるので。
これはすごい。楽しいです。
それと、大切なことを。
綿の反物全般ですが、新品の状態では糊がついてピンとしています。
これ、水(ぬるま湯)につけて糊を落とす水通しが必要です。
そうすると、10%前後縮みます。
私は水通しするときは、お風呂に張った水に浸け込んでます。
面倒な時は、あらかじめ1割長めに生地を切って、出来てから洗いますw